その白樺に魅せられたカメラマンは、来る日もくる日も彼女の元に通い続けました。
雨の日も風の日も……
花の咲き乱れる頃も、雪化粧をまとった時も……
それからしばらくして、カメラマンは都会の片隅で個展を開くことにしました。
好評を博し、皆がその写真に惹きつけられていきます。
そして、誰が名付けたのか、小田代原に凛と佇むその白樺は
「貴婦人」と呼ばれるようになりました。
オリジナルのハンカチ「貴婦人とアザミ」は
店主の一番好きな風景です。
ひとりのカメラマンの想いと店主の思いを込めて……
ぜひ、日光の思い出に……
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